MPS研究会は平成7年4月に200名弱の登録数で発足し、10年目を向かえる平成 16年度は登録数350を超え、発足時の倍に迫る規模の研究会に成長致しました。 この間、論文誌TOMの刊行、毎回新規分野でのシンポジウム、毎年夏の国際会 議PDPTAとの共催、毎年3月の温泉地開催等、アクティブな活動に常に心がけてき ました。その結果、初期は年間30件程度であった研究会発表(シンポジウムも入 れると40件程度)が、ここ数年は年間60件を超える研究会発表(シンポジウムも 入れると100件前後)と研究会の活動が特に活発になってきました。
運営側と致しましては、喜ばしい限りなのですが、一つだけ問題点があります。 それは、登録費のことです。ご存知のように、これまでMPSはできるだけ安い 年間登録費を心がけてまいりました。情報処理学会に30ある研究会の中でも、 かなり安い方だと自負しております。が、ここに来て財政的にどうしようもない 状況に追い込まれています。活動が活発なのに、財政的に問題があるとは、理解 しがたい現象と思われるでしょう。研究会の財政が悪化した原因は、図らずも発 表件数の増加によるものなのです。
ご存知のように、研究会での発表には、何ら費用は発生致しません。研究会登録 していれば、資料代も払う必要がないため、研究発表を行なうのは全くの無料と なります。では、予稿集の印刷代や郵送費はどこから出ているかと言いますと、 研究会登録費から出ているのです。すなわち、登録者数はそこそこあるけれど、 研究会の発表が非常に少ない研究会ほど、財政的には健全になる、という構造的 欠陥があるのです。
平成15年度は研究会の積立て金を取り崩し、値上げを押えましたが、平成16年度 では、それも不可能で、ついに登録費が4千円を上回ってしまいました。この財 政的な問題に対するために、運営側ではいろいろと検討しました。発表者に対す る予稿集の掲載料だとか、予稿集原稿のページ数を2ページにするとか等です。
いろいろ検討した結果、取り敢えず平成16年度は現状で、「著者に対して別刷の 購入をお願いする」ということになりました。
そこで、本研究会御発表の皆様に強くお願いしたいことは、ぜひとも予稿集の別 刷を購入してもらいたい、ということです。勿論、強制でも義務でもありません。 概算で言いますと、予稿集原稿の1ページあたり、2千円の経費がかかります。こ れを研究会登録者の登録料で捻出しているということを御理解の上、別刷のご購 入を何卒お願い致します。(大学教員ですと、別刷は校費で購入可能です)